ITインフラソリューション

ストレージソリューション

 

ストレージ-NetApp(FAS/AFFシリーズ)

NetAppとは

NetAppは信頼性、高速性、拡張性に優れたストレージ製品で、エンタープライズ規模でのNAS市場において最大のシェアを有しております。​

全機種で高性能ストレージ専用OS「Data ONTAP」を採用したシングル・アーキテクチャモデルであり、すべてのNetApp FASシリーズで統一したオペレーション、システムの停止を伴わないオンラインでの容量拡張や、仮想ボリュームの拡大縮小やシン・プロビジョニングなどの優れた機能が提供されます​

特徴

①ユニファイドストレージ

NetApp FASシリーズは、CIFSやNFSプロトコルを通じてアクセスするNASとしてだけでなく、 iSCSIやFibre ChannelといったSANストレージとしても1台で使用することが可能です。​

WndowsやUNIXサーバ、さらに仮想サーバが混在するシステムであっても ストレージはFASシリーズ1台に統合できるので、機器コスト・設置スペースの削減はもちろん 運用管理をシンプルにし、運用コストの削減にもつながります​。

②SnapMirror

SnapMirrorは、ネットワーク環境を使用して、IPベースでのレプリケーションを実現することができます。そのため従来のDRシステムと比較して、簡単で低コストでDRシステムを実現することが可能です。

初期転送時はその時点で存在する全データをコピーしますが、初期転送後はSnapshotによって取得された変更データブロックのみを転送します。LANやWANを経由して変更のあったデータブロックだけをミラー先に転送するため、データ転送量を減らし、ミラーを高速に行なうことが可能となります。

アグリゲートとflexVol

NetAppのFASシリーズでは、アグリゲートと呼ばれる物理RAIDグループの集合体を作成し、 それを1つのストレージプールとして扱います。    

FlexVol機能により、アグリゲートから必要な時に必要な容量だけ仮想ボリュームを作成、また容量を変更して 使用することが可能です。さらに、仮想ボリュームの拡張・縮小だけでなく物理ディスクの増設も全てオンラインで実施できるため、容量不足でも安心です。

ONTAPについて

ONTAP OSはNetApp FASシリーズおよびAll Flash FASシリーズのエントリーレベルからハイエンドまでの全ての機種に標準搭載されます。

また、ストレージ接続に標準的に利用される全てのプロトコル  (CIFS, NFS, iSCSI, FCP)をサポートしています。そのため、ユーザは、一度ONTAPの操作を習得するだけで、ストレージ製品ごとに異なる操作や管理技術を習得する必要がないため、データ管理に関する運用管理の労力とリソースを  大幅に削減することが可能となります。

特徴

①NetApp専用OSの為、不必要な機能のために無駄なリソースを消費しない

NetApp専用に設計されたOSのため、不必要な機能による無駄なリソースは必要ありません。また、運用開始後に機能追加を行う場合は、ライセンス投入によるアクティベートと設定のみと、簡単に行うことが可能です。

②ウイルスによる被害を受けることがない

多数のウイルスが存在するWindows環境ではなく、ONTAPというNetAPP FAS専用OSを使用しているため、ウイルスによるOSへの悪意ある攻撃に対して高い耐性を持っています。

近年多大な被害が報告されているランサムウェアへの感染の心配もありません。

NetApp内のファイルが感染・暗号化された場合も、Snapshotから即時復旧が可能です。

③シングル・アーキテクチャによる操作の一貫性とTCOの低減

NetApp FASシリーズではエントリーレベルからハイエンドまでの全ての機種において同一のOS、同一アーキテクチャーを採用しています。そのためストレージアップグレードの際にもデータ移行を必要とせず、既存ディスクをそのまま使用できる等といった利点があります。

ストレージ-HPE Alletra

Alletraは高い効率性、可用性を持っているストレージになります。
Alletra5000、6000シリーズは以前まで販売されていたNimbleストレージの後継製品としての位置づけになります。9000シリーズになるとPrimeraの機能を引き継いでいるような製品になっています。
また、オールフラッシュのため高速でストレージを稼働させることが可能です。

特徴


HPE Alletraには、様々な特徴がございます。

特徴① NimbleストレージのOSがベース/InfoSightの使用

以前まで販売されていたNimbleのOSであるNimbleをさらに使用しやすいものにし、導入してありますNimbleでの実績が豊富なOSのため、障害や不具合などはほとんど起こりません。
また、InfoSightも使用可能になっており、ハードウェア製品の使用状況やステータスを可視化したり、障害の予兆を検知することによりユーザーの負担を低減させることが可能です。

Nimbleの重複排除は、ボリューム毎に4k~32kまでのブロックサイズを任意に設定できます。

これにより、検出サイズをアプリケーションのブロックサイズに適合させることができ、メタデータを削減することが可能です。その結果、高い効率とスピードを実現しています。

また、圧縮に関してもNimbleは高速なLZ4圧縮を使用しており、いずれのモデルでも非常に高速なデコーダを提供します。

Infosightについて

InfosightはHPE社ハードウェア製品の使用状況やステータスを可視化したり、障害の予兆を検知することによりユーザーの負担を低減させるサービスです。

Infosightで収集しているセンサーデータの例としては以下の図のようなデータがございます。これらのデータを10,000を超えるお客様から6年半以上のデータを蓄積しているため障害の予知などが可能になっております。また、これらの収集された情報はポータルサイトにより、お客様へ還元されます。

特徴②可用性保証

Alletraには可用性とデータ削減保証が付属しています。可用性保証について、5000と6000シリーズは99.9999%、9000シリーズの可用性は100%となっており、とても高い可用性を持っています。

Alletraのコントローラーは1台につき2つのコントローラーが搭載されており、電源や各ポートなどを全て冗長して使用することが可能です。DISKのRAIDについてもトリプルパリティRAIDになっており3本のDISK障害まで許容することが可能です。

ストレージ-PureStorage

PureStorageはオールフラッシュのブロック、ファイル、オブジェクト・ストレージであり、高パフォーマンス、高信頼性や、コストの削減や運用性の向上が見込めるストレージ製品になります。PureStorageは独自のSSDや99.9999%の稼働率(日本では99.99999%)、コントローラーの無償交換など導入することにより様々なメリットがあります。

特徴

EverGreen

PureStorageの保守体系としてEverGreenという保守があります。
こちらの保守に加入することにより、通常のストレージであれば約5年ほどでストレージを入れ替えるところ、3年に1度コントローラーを交換することができます。これにより、5年毎に発生するストレージの交換や選定が無くなり永続的にPureStorageを使用することができます。
コントローラーについてもその時の最新のコントローラーに交換することが可能で最新の機能なども全て使用することができるようになります。

特徴

②データ削減率

PureStorageはデータ削減率が高く、効率的な重複排除が可能です。
通常のストレージであれば16KBや8KB、4KBのところPureStorageであれば512B単位での重複排除が可能です。これにより、他のストレージよりも効率よくストレージの容量を使用することが可能です。データ削減率が高いことにより、必要な台数が減りユニット数の削減や消費電力の削減などが可能です。

特徴

③高信頼性

PureStorageは高い信頼性を保つために様々な仕組みがあります。
まず筐体についてですが、全てのパーツが冗長化されています。コントローラーや電源など重要なパーツは全て冗長化されています。また、片方のコントローラーに障害が発生し使用できなくなった際でも性能縮退はなく通常と同等に使用することが可能です。

また、DISKであるSSDについてもRAID-HAという構成を組んでいます。
従来のRAID方式であればRAID用のDISKを1本や2本用意し、障害があった際にはそのDISKからデータを復旧させるため、時間がかかっていました。PureStorageの場合は各SSDにパリティの領域を作成することにより、障害が発生した際、すべてのDISKを使用せず、部分的に復旧させることが可能です。

また、DISKであるSSDについてもRAID-HAという構成を組んでいます。
従来のRAID方式であればRAID用のDISKを1本や2本用意し、障害があった際にはそのDISKからデータを復旧させるため、時間がかかっていました。PureStorageの場合は各SSDにパリティの領域を作成することにより、障害が発生した際、すべてのDISKを使用せず、部分的に復旧させることが可能です。